新入り君。

tomoe

2009年12月22日 14:34

もう限界、もう限界、と言いながらメンテを重ね、最後には
「(型が古すぎて)直そうにも部品がない」とさじを投げられてしまった当店和菓子工場の餅搗き機。
30数年来の職務を全うし、本日晴れて引退の日と相成りました。

「長年ご苦労さん」 
社長にねぎらいの言葉とともに塩と酒で清めてもらい、トラックに積まれて行きました。

昔は毎日毎日杵と臼で餅を搗いていた。初めて餅つき機が買えた時には小躍りするほど嬉しかった。
それが使い痛みして買い換える時には
「よお気張ってくれたなぁ」と涙が出た。
   
という先々代の話を思い出しました。




さて、こちらは選手交代した新入り・
搗き太郎

現社長と同じく、とも栄の3代目です。

デジタル世代の彼は、スリムではありますが手返し羽根が餠米を臼の中心に集め、短時間で品質の良い餅を搗いてくれます。搗き音もものすご~く静か、その上お掃除も楽々のかしこい子。




設置後、さっそく丸餅を作ってみました。(ええ餅やー、と社長の声)
これから年末に向けて、大活躍が期待される彼。

歴代先輩同様、気張ってね。











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