15年の月日。
1月17日。
『あの日』が、また今年も巡ってきました。
当たり前のように一日が始まり、一日が終わる。
でも、
1995年1月17日
『あの日』以来、突然命を断たれ、時が止まってしまった方がいる。たくさん。
『あの日』の前日、1995年1月16日(日)
私達はいとこの結婚式で、新神戸駅すぐ横の 新神戸オリエンタルホテルにいました。
地震が10数時間早くおこっていたら確実に渦中に巻き込まれていたでしょう。
翌朝のTVはどの局も信じられない、現実とは思えない光景を報じていました。
神戸市内には4組の大事な人達が住んでいます。
夜には、宝石箱のように綺麗だった夜景の跡形もなく、
真っ暗な闇にいつまでも燃え荒れる災ばかりがブラウン管に映し出されてます。
幸い、4組の家族には、家屋や職場、インフラ等々大きな被害はあったものの
全員無事でした。
とはいえ、6500人の命を落とされた方にも、生きながらえた方々にも
あまりにも辛い現実。お商売をたたまれた同業者もいます。
数日前のハイチ地震では、いまだに遺体があちこちに放置され
治安も悪く、治療も衛生面もひどい状況とか。
大きな自然の営みの前には人間はなんて無力なんだろう。
神戸の『あの日』から15年。
力を合わせ再び美しい街を取り戻してこられた努力はすごい。
人間は、絶望から希望へと心をコントロールできる。
自分達のチカラの及ばない、なにか、に生かされているお陰で
今日も当たり前に1日が終わり、そして明日という1日が始まる。
感謝を胸に刻みながら365日を重ね
次の1月17日を迎えたい。
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