未来の巨匠
昨日から
イケメンくん が1名加わっています。
(画像右)
彼は小浜の
「伊勢屋』(水まんじゅうで全国的に有名な和菓子店)さんの
跡取り息子さんです。
名門の国公立大学にストレートで合格していながら
「やっぱり、少しでも早く現場をやりたい」
と、千葉県市川市の名店
「菓匠京山」 佐々木勝氏のもとへ弟子入り。
この春 年季を開けて実家に戻り 伊勢屋さんを継いでいます。
週2日ほど、店主西沢が工芸菓子をする日にあわせて当店まで40分
車を走らせて来ます。
彼のお父さんと店主西沢は、修行先
「鼓月」さんの先輩後輩の間柄。 西沢の師匠大内伸二氏と佐々木勝氏は兄弟弟子・・・というご縁の深いところです。
当店で修行4年目の小山くん(画像左)も石川県のおはぎで有名な
「芳月堂」さんの大事な後継者です。
時には厳しく叱られ、また同じ釜の飯を食べながら技術のみならず職人の心構えなども含め伝承されていくのです。
この絆は家族とおなじ程 強い結びつきです。
今日作っているのは こちら。
葉っぱ作りは地味な作業を延々こなす根気のいる作業です。
ですがこれも仕上がりをイメージして微妙にサイズ変え、
緻密な計算の上に枚数を作ります。
工芸菓子は店頭で販売するお菓子と違い、売り上げになるものではないですが、
時間とエネルギーをかけるのは自分の職人としての技術磨き修練のため。
こうやって若い
未来の巨匠 たちが育っていく姿は、とても頼もしく見えます。
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