バースデー
今日もお客さまの(誰かの)お誕生日。
ケーキ屋なので
バースデーケーキの注文が入ってくるのは
仕事として当たり前といえば当たり前で
これがなければ毎日仕事にならない訳ですが
空想屋のわたしとしては、
どんな人がお誕生日なんだろう、 とか
このケーキをどんな感じでみんなが囲んでくれるんだろう、 とか
ご馳走いっぱい食べた後で、食べきれるかしら、 とか
フルーツとか不公平にならないようにうまく切り分けられるか、 とか
それってお客さんの勝手じゃん、 て言われそうなことまで
空想(想像)?に浸ってしまいます。
というのも、
うちは和菓子屋もしてるので
(縁起でもないですが) お葬式のお菓子の注文も日常的に入ってくるのです。
ご贔屓にして下さったお得意様ご本人の場合もあります。
ですので
生まれてから お亡くなりになるまで(その後のご法要も)
ひと様の人生のいろんなシーンを
お客様の心に寄り添ってともに歩ませていただくのが
町場の菓子屋の役割であり存在する意味(大げさ?)と思います。
メディアで話題の、 とか 行列のできる超ブームのスイーツ、 とか
そういうのは正直いいな~、うらやましいな~、とは思いますが
どちらかというと
小さい頃から誕生日にはとも栄のケーキを買ってもらったよね、とか
なんとなーーーく、お客さんの普段の生活の中に静かに溶け込んでいる店
というのがわたしの理想です。
息長~~くお客様とお付き合いさせていただけるよう
日々 商品やサービス 心を
磨いていきたいと思います
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