未来の巨匠

2010年06月06日

昨日から イケメンくん が1名加わっています。

(画像右)
未来の巨匠

彼は小浜の「伊勢屋』(水まんじゅうで全国的に有名な和菓子店)さんの
跡取り息子さんです。

名門の国公立大学にストレートで合格していながら

  「やっぱり、少しでも早く現場をやりたいiconN04

と、千葉県市川市の名店 「菓匠京山」 佐々木勝氏のもとへ弟子入り。 
この春 年季を開けて実家に戻り 伊勢屋さんを継いでいます。
週2日ほど、店主西沢が工芸菓子をする日にあわせて当店までicon1740分
車を走らせて来ます。

彼のお父さんと店主西沢は、修行先 「鼓月」さんの先輩後輩の間柄。            西沢の師匠大内伸二氏と佐々木勝氏は兄弟弟子・・・というご縁の深いところです。

当店で修行4年目の小山くん(画像左)も石川県のおはぎで有名な 
「芳月堂」さんの大事な後継者です。

時には厳しく叱られ、また同じ釜の飯を食べながら技術のみならず職人の心構えなども含め伝承されていくのです。
この絆は家族とおなじ程 強い結びつきです。

今日作っているのは こちら。


未来の巨匠

未来の巨匠

未来の巨匠

未来の巨匠

葉っぱ作りは地味な作業を延々こなす根気のいる作業です。
ですがこれも仕上がりをイメージして微妙にサイズ変え、
緻密な計算の上に枚数を作ります。


工芸菓子は店頭で販売するお菓子と違い、売り上げになるものではないですが、
時間とエネルギーをかけるのは自分の職人としての技術磨き修練のため。
こうやって若い 未来の巨匠icon22 たちが育っていく姿は、とても頼もしく見えます。







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この記事へのコメント
あやめといい、この葉といい、やはりすごいワザですよね。この葉の部分と茎?の部分は何でくっつけるのですか?あと工芸菓子というのは砂糖で作られるんですか?寿命というかいつまで保つ事が出来るんですか?すごく不思議です。
私はアメリカ駐在妻なので問題なければこの年末に帰国予定です。昨日、日本食材店のフリーペーパーに『とも栄』さんが来訪した際の記事が掲載されていました。3歳の娘が「これこの前食べたね~」と覚えていたので「おいしかったよね~。また食べたいね~。」なんて話しながらおいしそうな上生菓子の写真に見入っていましたよ。(^0^)
Posted by なっちょ at 2010年06月07日 01:15
なっちょさま、
3歳のお嬢ちゃんが覚えていてくれたのですか!?
それはすごい記憶力!成長が楽しみですね^^)/
 
ノバイ会場とランシング会場に、見本の桜の花弁を持って行きました。食べた人の感想は「ふつーの砂糖」
はい、砂糖と寒梅粉です。くっつける方法は、当店では接着剤など人工的なものは使わない独自の方法です。
以前、梅雨時分に工房の湿度管理をうっかりしていて、数ヶ月かかった大作を一晩でパーにした、切ない思い出があります(;;)

来年のお正月は日本なんですね!
ミシガンの冬よりは暖かいですね。
Posted by tomoe at 2010年06月07日 22:51
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